Namiheyhey’s blog

アメリカの大学院で勉強中

証券会社勤務で社会不安障害になった話┐('д')┌

 

大学を卒業して某証券会社に入社し、3年間働きました。

3人のおつぼねさんたち(すみません、全員ブスでした笑)による新人いびりと、機嫌が悪いと理不尽に罵倒してくる情緒不安定な上司(しかもセクハラ大王)、その他大勢の変な先輩たちなど、大学を卒業したばかりの私にとっては、

「そうか、世の中にはこんな世界があって、こういう人たちがいるんだなぁ〜。」

と、新鮮な驚きでした(笑)

 

逆に、お客様の対応は楽しかった。大変なこともあったけど。普通に生活していれば一生お会いすることのなかったような方々とお会いできたことは、自分にとっての財産だと思います。

 

 

そんな会社でも働いて良かった点

正直言って、入社後1ヶ月でとてつもなく辞めたいと思いました。小さい頃にいじめられたことはなかったけど、社会人になって初めてイジメを経験しました。私にとってこの会社で過ごした3年間は無駄でしかなかったと思うし、3年も働かずにもっと早く辞めていれば良かったと後悔もするけれど、それでも履歴書にはちゃんと職歴として書けるわけで。

しかもこの職歴が、後々の自分のキャリアの中で高く評価されていることも事実です。

 

良かった面は他にもあります。

まず、金融や経済の知識が身についたこと。いまだに朝は日経新聞を読まないと落ち着かない。

 

そして、何より変な人に対する免疫が付いたこと(笑)

どの組織に行っても変な人はいるし、気の合わない人もいます。日本だけでなく、私が働いていたアフリカにも中東にも、それはもう変な人って世界中どこにでも必ず出現します。なんなら私は1年に1回くらいのペースで、しぬほど嫌いな奴に遭遇します(笑)

私はこの会社を辞めた後に2つの組織で働きましたが、そういう変な人に出会っても、前の会社で出会った人たちに比べるとかわいいもんだわ〜と思えるのです。

こう思えるようになったのは一番大きな収穫ですね!

 

あとは、謙虚になれたこと。

この会社の人たちに言わせると、私は謙虚でないところがカンに触るらしかったのですが、その点に関しては確かにそうだったなぁと反省するところが多々あります。

日本人の美徳は謙虚さ。そういう意味で、私は元々日本社会にそぐわない性格だったと思うし、しかも海外にいたのでそれがさらに助長されてしまったのかなと。

その点は、気づかせて頂いて有り難かったと本当に思っていますよ。

 

 

社会不安障害という代償

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逆に、この会社で働いた代償として手にしてしまったものは、社会不安障害

 

私は元々人前で話すことに抵抗がなく、自分の意見もはっきり言う方だったのですが(ね、謙虚じゃないでしょ?)、この会社を退社した後、自分が人前で話そうとすると極度のあがり症になったことに気付きました。

たとえば、社内会議で報告する時、全員の前でプレゼンする時、上司にちょっとした相談をする時、大勢で雑談していて自分に注目が集まる時、緊張であがってパニックに陥ってしまうのです。

さらに、自分の親や親しい友人と話す時でさえ顔が泣いたように引きつってしまって、うまく話せなくなってしまいました。

 

会社で、自分のプレゼン日が1週間後と決まれば、その日からは不安や恐怖で胸がいっぱい。プレゼンの内容に自信がないのではありません。今の上司や同僚が自分やプレゼンの内容を罵倒することもまずないでしょう。ただ、自分が人前でパニックになって何も喋れなくなってしまう事態を想像すると、恐怖で身がすくむのです。

 

こういう話を友人や同僚に相談すると、

「人前で緊張したりあがることなんて、誰でもあるよ。みんなしょっちゅうそうだよ。」

と慰めてくれます。

でも、「ちょっと緊張する」なんていう生やさしいレベルじゃないのです。

頭がガンガン痛くなって、真っ白になって、その場で倒れそうになる。過呼吸で呼吸困難に陥って、100メートル全力失踪後みたいな喋り方になる。汗がダラダラ出て心拍数が上がって苦しくて・・・。

しかも、私は普段からあまり緊張しないような陽気な性格に見られているので、そういう事態になるとなおさらその場の全員から、

「え?何?突然どうしたの・・・?」

と、ものすごく驚かれるしドン引きされる。それがまた嫌で。。(_ _|||)

 

最初は、自分がなぜこうなってしまったのか全く理由が分からず、初めて精神科を受診したのは証券会社を退職してから5年以上経ってからでした。

精神科や心療内科を4つくらい受診して、病院の先生からも話を聞いて、年月をかけて自分なりに色々考えてみたのですが、やはり原因として思いつくのは証券会社時代のことだと思います。

 

人間の脳は嫌な出来事をできる限り回避するようにできているそうで、つまり私の脳は私が人と話そうとすると勝手に、

「その場から逃げろ!」

というシグナルを送っているっぽいのです。

 

 

社会不安障害の治し方

「人前であがらなくなる方法」などの本やブログも読みましたが、はっきり言って私には何の効果もありませんでした。

 

私が社会不安障害で一番困ってしまうのは、人前でのプレゼンなど、どうしても仕事上避けられないイベントの時。

そこで病院から処方された薬が、ソラナックスというものでした。プレゼンなどの1時間ほど前に飲んでおくと、気持ちがとても落ち着いて、パニックに陥ることなく人前で話せるのです。

ただし、プレゼンが終わって精神状態が普通に戻ると、まぶたを開けていられないほどの眠気が襲ってくるので、その後の仕事に支障があるのがつらい。

また、ソラナックスは飲み続けていると効果が弱まってくるようで、私は薬の容量を増やすことになってしまいました。夜眠れない時にも睡眠導入剤の代わりとしてソラナックスを使用したりもしていましたが、薬の効果が弱まってしまったため、病院の先生から睡眠導入剤を処方してもらいました。

 

ソラナックスを服用していて気付いたのですが、ソラナックスはあくまで痛み止めのように一時的な対処でしかなく、問題の根本的な解決にはなっていないということ。

信頼できる病院の先生に相談したところ、社会不安障害の患者さんは何らかの理由でセロトニンという物質が不足しているため、セロトニンを増やすことが有効らしいのです。そこで処方されたのが、SSRIという抗うつ剤。私はうつではなかったけれど、社会不安障害にもこのSSRIが効くとのことでした。まずは少量から投与を始め、約2週間の間隔で徐々に薬の容量を増やしていきました。

私の場合、最初の1週間は副作用として吐き気がありましたが、1週間経てば収まりました。

 

結論から言うと、先生とも相談して途中で薬の投与を中止したのですが、それでも薬はかなり効いたように思います。日常会話であれば、以前より人と話すのが苦痛に感じなくなりました。

ただ、やはり大勢の前でのプレゼン時などはまだ不安だけど。

 

 

社会不安障害になって気付いたこと

物怖じせずに話せるところが私の長所であったと同時に、日本社会では(少なくともその証券会社においては)私の短所だったのだと思います。

まぁ、その会社はずいぶん前に退職済みで、戻ることは絶対にないし、今後も日本に住むことはないし、それどころか主張しまくり文化のアメリカにこれから行くのだから、やっぱり社会不安障害のデメリットの方が圧倒的に多いかな。┐(-。ー;)┌